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執筆者の写真ラボラトリ文鳥

報告: トヨタ財団国内助成プログラム


わたしたち〈ラボラトリ文鳥〉は、上池袋の多様な立場のみなさんとプロジェクトチームを結成し、トヨタ財団の国内助成プログラムの対象として、2020年度に採択を受け、助成を受けて活動をしました。〈文鳥〉結成後まもなくのことで、コロナ禍もあいまって右も左もわからないなかでの活動開始でしたが、地域に根を生やし、ゆっくりと目を慣らして、自分たちだからこそできることを見極める、貴重な期間となりました。ご協力くださったみなさま、ありがとうございました。

ここでは、〈ラボラトリ文鳥〉の視点で、この経験を振り返り、まとめます。


プロジェクトとしての活動報告はトヨタ財団のウェブサイトに掲載しています。(こちら



【概要】

・プロジェクト名「探求と対話の広場 ―木賃で若者と地域が繋がり思考と実践が循環するコミュニティの創出 」

・チームには、くすのき荘(かみいけ木賃文化ネットワーク)を中心とする、みなさんのかたや住民のみなさん、NPOなどの活動を通して生活のサポートや文化活動に力を入れているかたがたなど

・コロナ禍で地域のお祭りもなく、対外的な発信については模索の期間が長く続いたが、近所に暮らす、海外にルーツをもつかたと密にコミュニケーションを取ったり、少人数ならではの丁寧な場づくりができた


【助成期間を終えて】


・自分たちのやりたいことをチューニングして他者に伝える術を持つ必要があるという課題に気づくことができ、助成プログラムのテーマと、自分たちらしい企画との組み合わせについて的確に検討できるようになった。


・少人数の任意団体ではありながら、運営や企画実施の際の予算管理を習慣化することができた。目標にともなった予算があることで、理念に関わる活動を行っているかたにお声がけし、関係を構築するきっかけを作りやすかった。


・大きな目標と、具体的な課題とのあいだで、しばしば迷子になることがあった。その両者を段階的に繋ぐような中間的な目標を立てる方法を知らなかったため、他の団体や過去の団体をもっと積極的に参照するべきだった。


・さまざまなステークホルダーが関わり合うようなネットワーク的母体を前提としたプロジェクト編成だったにもかかわらず、多様な関係者のなかで物事の進め方をすりあわせることが難しく、一体となってお互いの魅力を最大限に引き出すことができなかった。自分たちの得意・不得意の理解がそもそも浅かった。


・さまざまな活動のかたちを実験し、トライアンドエラーを繰り返したことで、やろうとしているイベントの大きさがつかめるようになり、活動期間の展望も実感をもって思い描けるようになった




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